娘を寝かしつけていた。
しおらしく、私の言うことに耳を傾け、
静かに横になっている娘。
だが、急に起き上がり、
ベラベラとしゃべりはじめた!
何か必死で話しかけてきたが、
あまり話の内容がはっきりわからない。
何が言いたいのか必死で考えているあいだに、
すでに娘が動き始めていた!
部屋から脱走しようとしている!
む!
これは厄介だ!
ひとたび部屋の外へ出れば、色々な誘惑につられて
眠気もどこかへ行ってしまう。
娘を連れ戻すべく、追いかけていくと、
祖母の部屋へ入っていった。
そして、祖母へ近づき、頭をなでる。
祖母が咳したのが聞こえてきたので
心配してきたようだ。
…優しいではないか!
その後、寄り道せずに私の部屋へ戻ってきた娘。
さあ、もう一度横になろうか。
というときに、くしゃみが出た私。
わっ…笑いおった…!
「お、お母さんは?!よしよしは?」
と言うと、私も頭をなでてくれた。
…無理やりでないと思いたい。
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