娘、人見知りに拍車がかかってきた。
見知らぬ人に話しかけられると、
死んだような魚の目をしながら
決して目線を合わさない。
そして時が止まったかのように動かない。
苦手だと感じた場合、最悪泣いてしまうことがある。
抱こうものなら、
アリ地獄から必死で這い出ようとする
虫の必死さで逃れようとする。
そんな今日この頃。
私のばあちゃんの妹、『おばちゃん』がやってきた。
ばあちゃんの妹なれば、正確にはおばあちゃんであるが、
小さい頃より『おばちゃん』と呼んでいたので
たとえ何歳になろうが『おばちゃん』なのである。
元々あまり似ていなくとも歳をとると似てくるものらしく、
笑ったときの顔のしわの入り具合など
同じ遺伝子が組み込まれているのだなとしみじみ思う。
ばあちゃんを左右からプレスした
風貌のおばちゃん。
その遺伝子を察知したのか、何なのか。
ひと目見るなり
大好きなばあさん連中を押しのけ、
抱く母の手をも、もどかしげに振り払い、
おばちゃんの胸へダイブ!!
我ら親子三代。
その押しのけ様にショックを受けたが、
それ以上に驚いた。
あの人見知りの娘はどこへやら。
以前、旦那と久々に会った娘のように、
私の存在を忘れ、おばちゃんと必死に遊びはじめた。
父親だから旦那の時は納得なのだが…今回ばかりは驚いた。
何と言ってもおばちゃんが一番驚いていた。
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