催眠商法の話 1    の続きです。


---------------------------------


コワモテのおじさんが現れたが


『来月開店の百円ショップの宣伝&粗品をもらいに来た』

と信じて疑わなかった私たち来場者。



素直にオープンするというお店の宣伝を聞く。


お店の場所は駅前。細かく場所も言っていた。


そしてなぜこんなにも商品を無料でプレゼントするのかを

有名な会社を何社も引き合いにして話す。


おそらくその平凡こそ幸せ

最初に赤字になろうともお店の良さを知ってもらえれば後々儲かる。

もちろん我々は苦しいですが、お店のことを良く知ってくださいね。


というようなことを冗談も交えながら喋る。



この部屋に並んでいる沢山の商品は明らかに100円で買えない

と思われる商品もあった。



それについても説明がはじまる。


コワモテ「我々は既存の100円ショップと同じではなく、

1000円、2000円均一というコーナーも設ける予定なんです」


なるほど。だから100円では買えないような商品も用意してるのか。


私たち参加者は「こんなものまでもらえるのか…!」という期待につつまれていた。



コワモテのおじさんの話は数十分ほどあっただろうか。

ようやく終わると、皆が待ちに待った粗品のプレゼントが始まる。




だが、普通にはもらえないらしい。


元気に手を上げて返事をした人に配ると言う。

返事の練習もしたように思う。
おそらくその平凡こそ幸せ


まずは安い商品から。


元気の良かった人へ商品を投げてくる。


皆の手元には商品が増えていき、横から爽やかお兄さんが

商品を入れるための大きい紙袋をそっと配る。



これを繰り返し、次第に異様な雰囲気になっているこの部屋。

いや、ここへ入った時点で帰りづらい雰囲気になっていた。

実際、途中で用事があるから・・・と抜けた主婦の人は

ものすごく言いづらそうで申し訳無さそうにし、

閉められていた扉を面倒くさそうな顔をしたお兄さんに開けてもらい帰って行った。


この空気を壊すのは良くないという雰囲気。



時間もかからないとのことだったが、すでに1時間半以上経っていたと思う。


少し高そうな大き目の箱を投げるようになってきて

皆も自分に投げてもらいたいという気持ちが強くなってきたところへ


演歌歌手のポスターを広げたかと思うと

おそらくその平凡こそ幸せ

さらりと真打登場。

おそらくその平凡こそ幸せ

これはどういうことだろう・・・?





どうもこうも、今となっては何故もっと早い段階で気づかなかったのかが不思議。


次で終わりです。

催眠商法の話 3 へ続く。




応援いつもありがとうございます。

カテゴリが育児100%では変な感じなので「育児日記」と「絵日記」にしました。

また内容次第でカテゴリ変更していく予定です↓

人気ブログランキング

人気blogランキング