10年以上前に催眠商法というものを知らずホイホイついていった話です。

まだ結婚前で、私の実家に旦那が遊びに来ていました。


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丁度お昼過ぎ頃、爽やかなお兄さんが家のチャイムを鳴らす。
おそらくその平凡こそ幸せ

来月、駅前に100円ショップをオープンさせるらしく、

それの案内と、台所用品をいただいた。



一人でも多くの人にお店を知ってもらいたい。

粗品を人数分プレゼントする用意してるので前の道路へ出てきてください。


とのこと。




さらにくれるというのか。気前がいい100円ショップだなーと思いつつ

お兄さんが去った後、道路を見てみると数人の近所の人が路上で

粗品を貰っていた。


みんなも貰いにいってるなら・・・と、祖母もやたら来るようにすすめられたので

旦那と私、祖母と3人で道路へ出た。




先ほどのお兄さんに愛想良く語りかけられ、それぞれ粗品をいただく。

オープンしたら行きますねと言い、帰ろうとしていたら


「もう少し商品を用意してるんですが置き場所が・・・(ゴニョゴニョ)

 あ!あちらと合流しましょう。少しだけお時間いただけますか?」



合流?

指差す先には別のお兄さんに連れられてる数人がどこかへ向かっていた。


何か話が違って来ていたしもう帰りたかったけど、頼み込まれたので

貰ってこのまま帰るのも悪い気がして少しの時間ならとついていくことにした。




着いた先は、数十メートル歩いたところにある民家の車庫。


肌寒かった季節で、ホットカーペットが敷かれており

靴を脱いで順に座っていく。
おそらくその平凡こそ幸せ

目の前には商品の山。これが配られるのか。



部屋には爽やかなお兄さんが4,5人。

連れられて来た人は30人くらいでほとんどが老人。それと主婦が数人。


「店長がご挨拶に来ますので少々お待ちくださいね」

爽やかなお兄さんが笑顔で言うと




店長と紹介された人がスローモーションかと突っ込みたくなるくらい

ゆっくりと、ちんたらした足取りで前へ出た。

おそらくその平凡こそ幸せ

見るからにカタギとは思えない人が。



明らかに怪しかったのに、その時は一瞬「アレ?」っと思ったのだが

その時それ以上は何も思わなかった。




そしてその店長という人の話がはじまる。






長いので続きます。

催眠商法の話 2




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