フニャコ小学校高学年ぐらいのころの話。



近所の個人スーパーへ100円を握り締めて走っていた。


おそらくその平凡こそ幸せ

小さなスーパーでいつも自動ドアは開けっぱなしなのだ。




軽やかに店の中に入ろうとしたフニャコ、

いつもは開いている自動ドアが閉じていた。
おそらくその平凡こそ幸せ

ドアに激突。



一瞬、何が起こったかわからなかった。
おそらくその平凡こそ幸せ

気づくとひっくり返ったカエルのようなポーズで

ビリビリしている自動ドアが目の前にあった。



いつもはメガネをしていたのだが、

この日に限ってかけてこなかったのだ。


ドアが閉まっているのが見えなかった。





小さなスーパー。

中には数人いたようだが音で私の突撃に気がついたようで

みんながこちらをじっと見ていた。



どうしよう・・・!

私はどうすればいいのだ?!


頭に浮かぶ選択肢。
おそらくその平凡こそ幸せ

1、恥ずかしいので走って帰る

2、素知らぬ顔をして店に入る


どっちだ・・・・・・?!

どっちが正解なのだ・・・・・?



早く決めて行動にうつさねばならない。








2だ!
おそらくその平凡こそ幸せ

何もなかったのだ!


と、自分に言い聞かせて店に入る。




2を選んだ理由は、

このまま買い物もせず帰ると、ただ単に

「ドアに激突しにきた人」

になってしまうと思ったからだ。



店の中のお客さんやお店の人数人の視線を浴びながら

予定通り買い物を済ませたフニャコ。

おそらくその平凡こそ幸せ

ドアに当たった話が誰からも出なかったのが

よかったのか悪かったのか・・・


気まずい空気で買い物をして帰っていきました。






しばらくしてその店の自動ドアにカラフルな模様が描かれていたのは

私が当たったせいではないと思います。








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