旦那が長期の仕事へ旅立った日。
車で空港まで送っていったが
まだみずぼうそうだった娘、見送りは車の中。
以前から娘に言っていたので長く出かけるということを
分かっていたようだ。
低めのテンションで棒読みっぽい喋りだ。
別れを惜しみつつ、間もなく出発した旦那。
帰りの車中、娘はぼーっとした顔で無言。
眠いわけでもないのにおしゃべりな娘が全然喋らない。
話しかけると、口が「へ」の字になった。
口がへの字、とはまさにこのことかというお手本のような「へ」。
我慢していたようだったが、すすり泣きはじめた。
そしてその泣き方はどんどん本格的になってきた。
わんわん泣き出した娘。
何とか元気を出させようと話しかけるが全く駄目だ。
しゃくりあげ、何をいっているか分からない。
しかし、何度も聞いているうちにようやく分かった。
私に元気を出せと言っている。
元気を出すのはアンタだー!
泣いているのは誰だー?!
結局、家に着くまで
旦那がいない寂しさで泣き続けた娘。
娘が泣くのがつらくて泣き続けた私。
実家へ帰ると、まだ泣き続ける娘を見て
泣き出すファミリー。
娘よ元気を出せ!
あの手この手で娘を元気にさせようと頑張るわれら。
娘に笑顔が戻ったころには
私たちは恥ずかしすぎる姿となっていた。
これをきっかけに娘復活!
頑張って待っていようね娘。
私たちは実家でみんながいるが、娘にも会えず
旦那が一番つらいだろう。
次に会える時の娘の成長を楽しみに頑張ってください。
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