目は乙女のように潤み、

鼻水は止め処なく溢れるこの頃。


旦那はスギで卒業したが、

私はヒノキとも縁があるらしい。全く嫌なご縁だ。


しかも涙は右目限定。

どういうわけなのだろうか。




とうに女を捨て去った私は、いくらかんでも流れる鼻水に打ち負け、

両鼻にティッシュで乗り切ることにした。

もちろん家の中だけ。


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昼食時に、玄関のチャイムが鳴った。



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デキる女、フニャコ。


両鼻にささったティッシュを忘れることなく抜いて玄関へ向かう。



女を捨ててるとはいえ、

さすがに両鼻にティッシュでは人とは会えない。


それぐらいは心得ている。





しかし、宅配の人に会った時に重要なことに

気がついてしまった!!


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娘の食事用エプロンを着けていることに…!!



娘がエプロンをしたがらなかったので、


お手本とばかりに首に引っ掛けていたことを

すっかり忘れてしまっていた…!


照れ隠しに妙な愛想笑いを浮かべてみたが、

よく考えてみるとそれも怪しい!


なんたる変態的スタイル。




同じように愛想笑いを浮かべてくれたお兄さん。



いっそ聞いてくれたら言い訳できようものを…。


自ら「このエプロンは…」と切り出すのも怪しすぎる。




両鼻のティッシュを抜いたことで、安心しきっていたようだ。


…ティッシュを抜き忘れていたよりはましだと思っておこう。




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