娘が歩けるようになってからというもの、


出かけると機嫌が良くなり、いろんなものに興味津々。





どんなお店に入ってもふらりふらりと歩き、


そこら中のものを物色。


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手当たり次第投げようとする。


目が離せない。



気が抜けない。








そんな娘は、ヨタヨタしながらも


自動ドアへ向かって歩いて行きます。




どこの店でも決まって自動ドアへ


吸い寄せられるように。


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自動ドアの辺りをうろうろするので、


ドアもガコガコと、開いたり閉まったり。




でも小さいからか、センサーに反応しないときもあって、


危ないな…と思った矢先!





閉まっていく自動ドアへ向かって、

突然スピードアップする娘。

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この歳にして

自動ドアに挟まりました。


しかしなんとか、

我が家の石油王をお守りすることが出来た!



安心するのも束の間、


周囲の視線と、



『どうして邪魔をするんだ!』


という娘の猛烈な抵抗に遭い、


逃げるように退散。




助けたのに怒るとは…酷いお方…!










家に帰ってトイレに入ってたら


「ばっばー!!」「ばっばー!!」と、追ってきたので


仕方なくドアを開けると、


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母の心をわし掴みする

会心の微笑み。



控えめに覗き込むその姿…!



アンタ…この歳でチラリズムのなんたるかを

承知しているな!!ニクイやつめ!


ああ…なんて可愛い…!



待っておくれよ、もう行くからね、


と、笑顔につられ出ようとすると


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見計らったかのように

閉められた!!



どうして?!



私を迎えに来たんじゃないの?!

会いに来たんじゃないの!?!



その笑顔はもしや…



私を誘い出すための罠か…?



今日も真相は闇の中。




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